かつらの種類

かつらの種類は多種多様

では、かつらにはどういった種類のものがあるのでしょうか?

 まず大まかにわけると「全かつら」と「部分かつら」の2種類に分かれます。全かつらとは文字どおり、頭全体をすっぽりと覆うタイプのもの。ほとんど毛がない人や、部分的に毛が残っている人が多く利用しています。部分かつらとは、毛がないところや増やしたいところなど、部分的に使いたい場合のかつらです。

 また、使用する素材やベースの種類、かつらの取り付け方法といったかつら本体の仕組みによっても大きく異なりますし、「既製品か? オーダー品か?」、「頭髪の色は?」、「髪の毛の太さは?」、「量は?」、「髪の毛のクセは?」というように、利用する人の好みや髪質、希望するヘアスタイルなどでも、大きく違ってきます。

 つまり、かつらの種類は多種多様。利用する人によって、さまざまな種類のかつらがあるのです。

人毛、人工毛それぞれのメリット

 では、かつら本体のそれぞれの仕組みについて、お話しましょう。

 「かつらの基礎知識」でもお話したとおり、かつらの毛には「人毛」と「人工毛」の2種類があります。人毛のメリットとしては、

 ・太陽光にあたっても、自然な輝きがある。
 ・毛染めも可能。
 ・普通のドライヤーでセットができる。
 ・毛触りがいい。
 ・かつらと自毛がなじみやすい。
 ・時間が経っても、毛先が縮れることはない。

などがあげられますが、シャンプーをすると乾くまでに時間がかかる、長期間使用していると、褪色したり、枝毛ができるなどのデメリットもあります。
次に、人工毛のメリット

 ・太陽光で褪色しづらい。
 ・シャンプーをしても、すぐに乾く。
 ・セットがくずれにくい。

という点があげられますが、その反面、長期間使用していると毛先が縮れる、毛染めができない、太陽光にあたると、不自然な輝きになる、ドライヤーでセットができない、毛触りが悪いといったデメリットがでてきます。

用途に応じた選び方を

 ただし、人毛も人工毛も、デメリットな点はメリットへ変更することもできますから、一概にどちらの毛が優れているということはありません。ですから、自分の好みにあった毛質を選ぶようにしましょう。

 同じようなことは、ベースの種類や取り付け方法にも言えます。ベースの場合だと、通気性が悪いと言われているシリコン製は、その分、頭皮へのフィット感はメッシュ素材以上ですし、メッシュ素材はその逆が言えます。
 また、取り付け方法についても、安定性があるのは、自毛に編み込んでいく方法ですが、取り外しは容易ではありません。ヘアピンや接着剤、両面テープで取り付けるタイプは、手軽に取り外しできるものの、安定性においては自毛に編み込んでいく方式よりも格段に落ちます。

 また、希望するヘアスタイルや本来の髪質、量、色によっても、選ぶかつらの髪質は大きく異なります。もともと真っ黒な髪の毛の人が、色の合わない部分かつらを使えば、やはり違和感があります。量や髪質、髪の毛のクセによっても、同じことが言えるでしょう。

 ですから基本は、自分がどういうヘアスタイルで、どういう目的でかつらを利用したいかを念頭に置いて、各かつらメーカーの担当者と相談をしながら、あなたにぴったりと合ったかつらを選んでいくと良いでしょう。

 

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